a と the の違い 「I saw a cat.」と「I saw the cat.」
……決め手は、お相手にわかるかどうかですわ ご自分だけがわかっていても、the にはなりませんのよ
答え:相手にもどれのことかわかるなら the、わからないなら a
a と the の分かれ目は、聞き手が「どれのことか」を特定できると話し手が考えているかどうかです。話し手自身が知っているかどうかではありません。
正しい
I saw a cat this morning.
今朝、ネコを見ました
どのネコか、相手にはまだわかりません
正しい
I saw the cat this morning.
今朝、あのネコを見ました
前に話に出たネコなど、どのネコか相手にもわかっている話です
自分が知っていても、相手が知らなければ a
話し手にとっては1つに決まっていても、相手がまだ知らないものには a を使います。
正しい
My sister lives in a small town in Italy.
姉はイタリアの小さな町に住んでいます
話し手は町の名前を知っていますが、相手はどの町か知らないので a です
話に出たものは the になる
一度話に出れば、相手にも「あれのことだ」とわかるので the になります。ただ、2回目なら必ず the というわけではありません。別のものを指すなら、2回目でも a です。
正しい
I bought a bag and a hat. The bag was cheap.
かばんと帽子を買いました。かばんは安かったです
正しい
I had a sandwich for lunch. I want another sandwich for dinner.
昼にサンドイッチを食べました。夕食にもサンドイッチが食べたいです
昼に食べたものとは別のサンドイッチなので another(an + other)です
初めて話に出すのに the を使うとき
大切なのは相手にわかるかどうかなので、初めて言うものでも the になることがあります。
- その場の様子でわかる:食卓での the salt、建物の中での the bathroom
- 1つしかないと考えられている:the sun、the moon
- 後ろの説明で1つに決まる:the book on the desk
- 順番や「いちばん」を言う:the first day、the tallest
正しい
Can you pass the salt?
塩を取ってもらえますか
正しい
Where's the bathroom?
お手洗いはどこですか
正しい
The moon is beautiful tonight.
今夜は月がきれいです
正しい
The book on the desk is mine.
机の上の本は私のものです
正しい
Today is the first day of school.
今日は学校の最初の日です
後ろに説明があれば必ず the になるわけではありません。説明があってもどれか1つに決まらないなら a です。
正しい
I read a book about cats.
ネコについての本を読みました
ネコの本はたくさんあるので、これだけではどの本か決まりません
「どれか1つ」の a、「あの」の the
同じ名詞でも、どれでもいいのか、決まったものなのかで変わります。
正しい
Do you have a pen?
ペンを持っていますか
どのペンでもかまいません
正しい
Where's the pen?
ペンはどこですか
さっき使っていたペンなど、相手にもわかるペンを指しています
正しい
Is there a bank near here?
この近くに銀行はありますか
どの銀行でもよいので、あるかどうかを聞いています
複数形や数えられない名詞にも the は付く
a は数えられる名詞が1つのときだけですが、the は複数形にも、数えられない名詞にも付けられます。何も付けなければ「全般」の話か「どれと決めずに言う」話、the を付ければ「決まったもの」の話になります。
正しい
I like dogs.
犬が好きです
犬全般の話です
正しい
The dogs next door are friendly.
隣の家の犬たちは人なつこいです
どの犬か決まっているので the です
正しい
I drink water every day.
毎日水を飲みます
正しい
The water in this river is clean.
この川の水はきれいです
「犬が好き」と全般の話をするなら複数形にします。
間違い
I like dog.
犬が好きです
「犬という動物が好き」の意味では、この形は使いません
a も the も付けないとき
- 人の名前、多くの国や町の名前:Japan、Tokyo
- my、your、this、that が前にあるとき:my bag
- 食事の名前:have lunch
- スポーツ:play tennis
- 決まった言い方:go to bed、go to school
間違い
I live in the Japan.
私は日本に住んでいます
正しい
I live in Japan.
私は日本に住んでいます
正しい
She lives in the United States.
彼女はアメリカに住んでいます
the United States のように the が付く国名もあります
正しい
We had lunch at noon.
私たちは正午に昼食を食べました
a nice lunch のように説明が付くと、a を使うことがあります
正しい
I play tennis on Sundays.
日曜日にテニスをします
正しい
I play the piano.
ピアノを弾きます
楽器には the を付けるのが基本です。アメリカ英語の会話などでは付けないこともあります
正しい
My son goes to school by bus.
息子はバスで学校に通っています
勉強しに通うという意味なので、何も付けません
正しい
I went to the school to meet his teacher.
先生に会いに、その学校へ行きました
勉強ではなく、建物に用事があって行くなら the を付けます
迷ったときの4つの確認
- 名前や多くの国名(the United States などは例外)、my や this が前にある、have lunch、play tennis、go to bed のような形? → 何も付けない
- 相手にもどれのことかわかる?(話に出た、場面でわかる、1つしかない、順番や「いちばん」を言う)→ the
- 複数形や数えられない名詞で、どれと決めていない? → 何も付けない
- 数えられる名詞が1つで、相手にはどれのことかわからない? → a(または an)